地元の樹木を、
地元の住まいに地域資源を循環させ、
人にも地球にも、
優しい暮らしを古民家再生で、
日本の文化を継承します。
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お知らせ
2023年01月 「九州の古民家」公式サイトを公開いたしました。
2022年11月 大匠建設がてがける古民家の再生工事が完了いたしました。
古民家への
大匠の思い
建物には、人の営みと、その土地その土地の歴史が宿っています。
ヨーロッパにはヨーロッパの気候や文化に即した建物の歴史があります。
そして日本にも、この風土や環境に適した建物の受け継がれ方があるのです。
高度成長やバブルを経て、日本の木造建築は激減してきました。
その結果、木材の需要が減り、山林を管理できる体制が脆弱になっていきました。
地元の木材を使い、数十年ごとに修繕や改修を繰り返してきた「日本の家屋」の文化は、
あっという間に失われつつあります。
一方で、こうした木材を中心とした地域環境のバランスが崩れたことで、
豪雨などの自然災害のほか、害獣が市中に降りてくる事態を生んでしまいました。
私たちは考えます。
本来あるべき、日本家屋の文化と技術を受け継ぎ、未来に引き継いでいきたい。
木造建築をゼロから建てることのできる、大工の技術を継承する環境を守ります。
地元の木材を使用できる、商流の再整備に尽力します。
古民家再生は、そうした「日本らしさ」を守り維持する選択肢のひとつです。
古民家再生で挑戦する
3つのこと
01
国産の木材を循環させる
02
日本家屋を受け継ぐ
03
古民家再生技術を承継する
「大匠の古民家」で
できること
移築再生、現地再生に対応
古民家再生には、大きくわけて二つあります。一つは、現在建っている古民家の建物を丸ごと別の場所に移築する「移築再生」。もう一つは、現在建っている場所で建物の修復をする「現地再生」。
「大匠の古民家」では、いずれの古民家再生も対応しています。
物件探し
「大匠の古民家」を運営する「大匠建設」には、不動産管理部門があります。「古民家での生活をしてみたいけれど、具体的に物件の候補があるわけではない」という場合は、空き家探しのプロとともに、ご要望に沿った古民家探しもお手伝いします。
失われつつある、
古民家再生にまつわる
技術
「大匠の古民家」を運営する大匠では、一級建築士、一級建築大工技能士、一級家具製作技能士を保有する職人を正社員で雇い育てています。また、年に一度、技能競技大会を実施し、技術の向上と研鑽の環境を作っています。木造の一軒家をゼロから作ることのできる現役の大工のもとで、古民家再生に必要な技術を受け継ぐ体制をしっかりと整えています。
また、古民家鑑定士の資格保有者もいますので、移築/現地を問わず、ご物件の実地調査からお受けすることができます。
こうした技術者を網羅的に抱えている工務店、建築会社はまだ珍しく、ワンストップで古民家再生をお手伝いできることが「大匠の古民家」の強みです。
古民家鑑定士とは?
古民家鑑定士とは、一般財団法人職業技能振興会により、古民家の評価をすることを目的に創設された資格です。
古民家鑑定士は、築50年以上の日本の住宅で使われていた伝統的な構法(伝統構法)並びに在来工法を理解し、そこに使用される伝統的な資材に精通し、古民家で培われた日本の気候風土に合った持続可能な住環境を次世代に継承していく為の知識と経験を兼ね備えなければいけません。
その為には、解体された古民家などの建物から産出される木材や瓦、その他の資材を建築分野において再活用するための専門的な知識を身につけ、持続可能な建築物の調査、再活用の提案を行う事を業とし、未来の子ども達に残すべき日本の住文化を守り、活かし、伝えていくことが大事です。
ユーザーに解りやすく伝え、古民家を調査し、「古民家再生総合調査報告書」に使用される古民家鑑定業務を担います。
古民家鑑定士ができること
1.古民家の調査・判定・提案
残すべく築50年以上の伝統構法の古民家並びに在来構法の木造住宅を実際に鑑定し、耐久性や希少性、文化的な住環境の保存などの総合的な判断基準に基づき「古民家再生総合調査報告書」に使用される古民家鑑定業務を担う。
2.古民家再生、活用の促進・流通経路の構築
築50年以上経った古民家に対して新たな価値の創造をおこない、ユーザーに提案していくことを業とする。移築や再生事業で再活用可能な住文化をユーザーへ提案し、築50年以上の木造住宅の流通経路を構築し、適正価格での古民家や伝統資財の流通システムを構築していく。
3.古民家の社会的認知の促進
古民家が長期耐用住宅であることをユーザーへ伝え、可能な限り残していけるように社会的認知の促進を図り、合わせて伝統資財を活用した住宅、店舗の設計、施工などの提案をおこなっていく事を業とする。
(「一般財団法人職業技能振興会 古民家鑑定士試験情報」公式サイトより)